パンを売る帽子
テレビを見ていたらどこか外国を旅する番組をやっていました。
番組の途中から見たのでどこの国だかわからなかったのだけれど、
どうも風景からすると高地らしく、石畳の坂道がずっと続いているのでした。
その坂道を一人のひょろりと痩せた少年が、大きな麦わら帽子をかぶって
さっさと登っていくのです。
帽子の大きなつばは折り曲がっていて、とても変わった形。
少年が歩くと、つばが揺れてワサワサするのです。
そしてつばの上には何かがいくつも載っている様子。
カメラを持ったスタッフが少年にその帽子を見せてと頼むと
恥ずかしそうに早足で去ろうとしました。
そこをしつこくカメラが上から写しこむと、パンがいくつも載っているのでした。
周りで見ていたおじさんが「パンを売っているんだよ~」とお節介に教えてくれます。
ああ、あの帽子からパンを買いたいな。
あんな帽子に何かを載せてお店やさんになりたいな。
どこの街なのだろう。
結局、国の名前なんかはわからなかったけれども、
こんなおはなしの中に出てくるような風貌で実際にパンやさんがいるのですね。
本当の事と知って見てみたい気持ちと、
どこだかわからないという事で、逆に物語の出来事のようでとても楽しい思いをしたのです。
番組の途中から見たのでどこの国だかわからなかったのだけれど、
どうも風景からすると高地らしく、石畳の坂道がずっと続いているのでした。
その坂道を一人のひょろりと痩せた少年が、大きな麦わら帽子をかぶって
さっさと登っていくのです。
帽子の大きなつばは折り曲がっていて、とても変わった形。
少年が歩くと、つばが揺れてワサワサするのです。
そしてつばの上には何かがいくつも載っている様子。
カメラを持ったスタッフが少年にその帽子を見せてと頼むと
恥ずかしそうに早足で去ろうとしました。
そこをしつこくカメラが上から写しこむと、パンがいくつも載っているのでした。
周りで見ていたおじさんが「パンを売っているんだよ~」とお節介に教えてくれます。
ああ、あの帽子からパンを買いたいな。
あんな帽子に何かを載せてお店やさんになりたいな。
どこの街なのだろう。
結局、国の名前なんかはわからなかったけれども、
こんなおはなしの中に出てくるような風貌で実際にパンやさんがいるのですね。
本当の事と知って見てみたい気持ちと、
どこだかわからないという事で、逆に物語の出来事のようでとても楽しい思いをしたのです。
by otegami-studio
| 2009-08-26 06:14
| 今日のらくがき