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機械の音声に親しみを持つ手段

この間、洗濯機の壊れた時に、コイランドリーに行きましたが(おかげさまで修理しました)、
その時に乾燥機が使い方をしゃべっていました。

「コインヲ イレテ オキャクサマガ ゴシヨウニナル・・」

少し旧式なのか、音声がロボット音なのでした。
今の音声ガイドならもうちょっと流暢にしゃべるようになっているのにな・・・
と思いながら聞きました。

しゃべる内容が、今はたいがいガイド的なこともあるのかも知れませんが、
ロボットの音声には特別、温かみも親しみも感じないものです。

でもこの先、もっとロボットたちは流暢にしゃべるでしょう。
ガイド的なものだけでなく、普通に人と会話をするのかも知れません。

そのとき、私はロボットの声に親しみを感じられるのでしょうか?

だけれど、たぶん・・・
流暢にロボットがしゃべる未来において、
「コインヲ イレテクダサイ」としゃべる旧式なロボットの音声を聞いたなら
当時は無機質でさっぱり親しみを感じなかった、このたどたどしいおしゃべりに懐かしさと親しみを感じるでしょう。

無機質な機械の音声に、温かみを与えるのには
「時間の力」が必要なのですね。

1つは科学の進歩という意味で。
1つは思い出に変えるという意味で。


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by otegami-studio | 2009-06-16 05:36 | おはなし