人気ブログランキング | 話題のタグを見る

羊やら雁やら

小学生の時に学級文庫で読んだ冒険小説の中に出てきた、
宝の地図が「羊皮紙」(ようひし)に書いてありました。
それで「羊皮紙」というものを覚えたのでした。
羊の皮を木枠に貼って、限界までのばしてナイフでけずって、
薄くしたものを乾燥させて作ったシート状のもの。
紙のかわりに使っていたもの。
ひつじの皮の紙・・・

ここ昨今、水うちわが雑誌やらの記事で良く取り上げられているのを目にします。
むかし、むかし、川の水にうちわをつけてそれであおいで涼をとったのだとか。
水うちわは水に濡れても大丈夫なように、張ってある和紙にニスがぬってあるそうです。
張ってある和紙が「雁皮紙」(がんぴし)。
ジンチョウゲ科の植物から作られた和紙。
雁ではないけれど、雁の皮の紙・・・

どちらも本物が見たいのです。
羊皮紙は良く見ると、毛穴があるのですって。
水うちわの雁皮紙はニスを塗ったおかげで透けて彩色がとてもキレイです。
見たいな、見たいな。


羊やら雁やら_b0158125_6125089.jpg