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昔の女の子は「うふん」とわらっていたみたい。
一昔前の本の中では、「女の子はうふんと笑った」と書いてある。

小さな「っ」が入って「うっふん」だと妙に女っぽくなりすぎるけれど、
「うふん」だとなんだか少し、なまめかしいけどいたずらっぽくて、
ただ笑っていても何か思惑のありそうな響きで、
女の人になる前の女の子しか笑えない笑い方みたいな気がしてしまいます。

「うふん」と笑ってみたいなあ・・・と今更ながら思ってみても
とうに「うふん」と笑う年を過ぎて、しかし「うっふん」と笑うには色気も足りず、
どうにもならずに「う」を抜いて、「ふん」と鼻を鳴らすことしか似合わぬ
いまのわたし。
「っ」を足しても、「う」を抜いても、叶わぬ「うふん」の素敵な響き。
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by otegami-studio | 2010-05-31 06:35
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鍵穴の小箱のおばあさまのお姿。
お返事も出来ないままですが、お元気でしょうか。
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井戸の中の蛙ちゃん。
下を覗いて井戸の水の深さを確かめながら遊ぶの図。
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とあるエッセーを読んでいたら、「井の中の蛙、大海を知らず」の諺の
続きがあることを知って、「井の中の蛙~の諺って、いいじゃないか!」と
皆で盛り上がった話がありました。
みんなが嬉しくなったその続きとは

「されど空の青さを知る」。

これを読んで、わたしは「あれれ?」と思ったのです。
諺の続きがあるのは知っていたのですが、わたしが覚えていたのは
「されど地の深さを知る」でしたから。

「されど」がついた諺の解釈は
「見聞を広めれば広い世界を知り、浅く知識をつけることとなるが、
一つの場所にとどまるところで、より深い知識を得ることが出来る」となるのでした。

意味は同じなのでしょうけれど、
空の青さと井戸の深さでは言い回しが違うじゃないの?
そこで少し調べてみると、元々は中国の荘子の言葉。

「秋水篇」にある「井蛙不可以語於海者、拘於虚也」が原典ですが、
蛙は否定的な意味合いで使われています。

「井戸の中の蛙(かわず)には、海のことを話してもわからない。
それは蛙が狭い環境にとらわれているからである。
視野・見識の狭いものには、真理を説いてもわからない・・・」

そんな内容の言葉なのでありますが、
日本に伝わってのいつのころやら「されど」が付いたようでして・・・。


「されど天の広さを知る」
「されど地の深さを知る」
「されど空の青さを知る」
「されど空の高さ知る」等々。

色んな「されど」がくっついた訳です。
井戸の底から天を仰ぐか底を覗くかの違いはあれど、
小さな井戸の円の中から考える意義。

なにはともあれ、すごいなこの「負け惜しみ力」。
「井の中の蛙」の続きがあることに驚くのではなく、
わたしはこれをつけた日本人の「負け惜しみ力」に
感心してしまいました。

がんばれ、蛙。
「負け惜しみ力」で強くなるんだ。
どんな境遇でも空の青さを広さを高さを、
地の深さを自分の感受性の豊かさを
感じろ!感じろ!感じろ!

だってここにも「本当」はあるのだから。
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by otegami-studio | 2010-05-24 05:20 | おはなし
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子供の理科実験する付録のようなもので枝豆を育てています。
自分が子供の頃にも、朝顔やらヘチマやらを育てさせられたけれど、
真面目に世話をしなかった記憶があります。
だから自分の子供が始めだけで、あまり熱心に世話を焼かないのも
子供ってこんなもんよね・・と半ば諦めというか、当たり前の気もして
とやかく言わないで、自分が水やりをしてやったりしているのですけれども。

大豆を土に埋め込んで、芽が出てきたところで、
枝豆達が日照権を訴えだしたので、そろそろ日の当たる場所に植え替えてやった訳です。
こうして、いつもはやらない事をして、観察なんかを毎日していると
植物の育つ課程は面白く、葉やツルや出てきて
色も緑が深くなって・・・なんてジッといろいろ今更見てしまうのです。

たぶん、子供の頃しなかった人は大人になった時に
もう一度、観察するように国家の教育プロジェクトとして
子供の理科実験を親がする羽目になるように
しくまれているのじゃないかと。
これは、わたしの教材なんじゃないかという錯覚に襲われてきて
一生懸命、世話している毎日なのでありました。

しかし、マメって元気。
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まどみちお さんの事を聞いたことはあるかしら?
童謡で有名な「ぞうさん」の詩をかいた方(もちろん他にもいろいろ有名なものはあるけれど)。

「ぞうさん ぞうさん おはながながいのね
 そうよ かあさんも ながいのよ」

誰でも、知ってる、この歌の歌詞。
最近、まどさんの記事を雑誌で読んで、その中でとある方が、
「初めてまどさんの詩を読んだときに、「つぼⅠ・Ⅱ」の詩が
とても気に入ってしまったのですよ」と言っていたのです。
どんな詩かというと・・・

「つぼ・Ⅰ」

つぼを 見ていると
しらぬまに
つぼの ぶんまで
いきを している

「つぼ・Ⅱ」

つぼは
ひじょうに しずかに
たっているので
すわっているように
見える

わたしもこの「つぼ」を読んで、ううむ・・・!と気に入ってしまったのでした。
だって本当に「つぼを見ているとつぼの分まで息をしてしまう」し、
「ひじょうに静かに立っているので座っているように」しか見えない!!!のだもの。

ああ、すごい。
慌てて図書館でまどみちお全詩集を借りてくる。
まどさんは絵も描いたそうなので、画集も借りてくる。
ああ、すごい。
詩も絵もあまりにシンプルな奥深さに感じ入る。
有名な絵本作家・イラストレーターの長 新太さんさえ
(写真、詩集の表紙の象さんの絵はそう)
「わたしは、まどさんの詩集に絵を描いたこわいもの知らずのバカ者である。
何冊も描くうち、まどさんに描いてもらってちょうだい、と編集の人に言ったことがある」
と言っているくらい、絵も上手い。
ブログにつぼの絵を描いて、まどさんの事を書こうなんて気は全く失せてしまった。

図書館のまどみちお全詩集は古くて、
718ページ分の端が黄ばんだ紙の束がとじてある辞典みたいだったのだけれど、
その風体がとても詩の文章の古めかしい丁寧さに似合っておりました。

まどさんって、すごかった・・・
夜、寝しなに子どもたちにまどさんの詩を読んでやると
音のおもしろさにゲラゲラ笑って「面白すぎて眠れないよ~」と言った。
まどさんってホントにすごい。
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先日の4コマノートに引き続き、ノートの話。
こちらはページがポケットになっているノートで
その名もカンガルー・ノート。

イラストのこまごましたものを入れたり、
記事の切れっ端を入れたり、
旅行の時のあれこれやレシートや半券や・・・
そんなものを入れたらいい。

ちよっとお気に入り。
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by otegami-studio | 2010-05-14 13:18 | お道具
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無印で4コマの枠が印刷してあるメモ帳をみつけました。

なんとなく落書きを4コママンガで描いてみちゃったり…と、
枠付きが面白いのでありました。
落書きごときにオチを考えていたりして・・・
いかん!落書きを真剣に考えちゃ!!
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仕事が忙しくて、待ってもらっていた小さなお友達の上履きを描いております。
かれこれ30足は描いているよなあ。
ちゃんと数えた訳ではないけれど。

市販のキレイに印刷された物ではないけれど、
私が描いてあげる上履きにはメインキャラクターじゃなくて
彼らの気に入っているキャラクターを中心に描いてあげられるのが良いところ。
サブキャラが好きなオチビちゃんの好みにも合わせてあげられるのだわよ。
資料集めにかなり調べないといけないのだどね。
サブキャラが好きな方はコアなファンが多いし(笑)

小さい子はわかりやすくメインキャラクターが好きなのコが
大抵なのですけれど、
それでも横にこれを描いて、あれを描いてという希望は様々だし。
絶対、青レンジャーじゃないと嫌っていうハッキリした方もいるし。
注文をしている子供の横でさっぱり何を言っているのかわからないママを
尻目にメモしていると、その子の好みや大切にしているものが解ってきて
とても楽しいのでありました。

おっと、こんなこと書いている間に描かないと。
彼らが待ってる。
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by otegami-studio | 2010-05-10 06:46
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これまでのおはなしは・・・
私はおじいちゃんの作業場で偶然見つけた、海賊船の形をした帽子がとても気に入ってしまった。
私が木彫りの海賊人形を載せて、毎日ご機嫌でかぶっているうちに、
なんと海賊達もしゃべるようになってしまうのだ。
おまけにおばあちゃんの言うことには、「確かあともう一艘、海賊船の帽子があるはず・・・」。
海賊船の対面を想像してドキドキしていたある日のこと、
とうとうその「もう一艘の海賊船」をかぶる男の子に出会ってしまったのだ。

「海賊船の帽子のはなし1」
「海賊船の帽子のはなし2」



私達はへんてこな帽子をかぶったお互いの姿をまじまじとみつめた。

「とうとう、会ったね」

私と同じ年くらいの男の子が先に口を開いた。
それを聞くと、さっきまであんなに騒いでいた2艘の海賊達が
ピタリと静まりかえった。

「こんにちわ・・・」
私はとりあえず挨拶をしてみた。
落ち着いて出来るだけ丁寧に。

「ここのところずっと、君の海賊船の噂ばかり聞いてたよ。
 でも、君ばかりが海賊船を持っているとは思うなよ!
 オレ達の縄張り、荒らすんじゃねえよ!」

男の子はずいぶんと挑戦的な口ぶりだった。
初対面なのにこの言いぐさはあんまりだ。
それも私の住んでいる街を「オレたちの縄張り」だなんて
勝手に決めていることに
わたしはちょっと頭にきたから
言い返してやった。

「どういうことよ?あんた何様のつもりなのよ
 こっちは挨拶しているのに、挨拶すらしないわけ?」

「同じ海(街)に2つも海賊船はいらないんだよ!
 ここは昔からオレん家の海賊船の縄張りなんだ。
 いまさらのこのこ出てくんなよ!」

「なに言ってんのよ。あんたにツベコベ言われる筋合いはないわよ。
 縄張りなんて今、初めて聞いたわよ!
 私は私のおじいちゃんの作った帽子をかぶって、
 自分の街を歩いているだけなんだから!
 あんたこそ、その帽子、どうしたのよ!」

「オレはオレの親父から譲り受けたんだ。
 この海賊達ともオレが小さいころからの知り合いだ!」

それを聞くなり彼の頭の上の海賊達は一斉にワァワァと歓声を上げた。

「だったらなによ!
 私の船は私のおじいちゃんが作ったし、
 海賊達は私が選びに選んだお気に入りの荒くれたちよ!」

私が対抗すると、私の海賊達も一斉に歓声を上げた。

道の真ん中で海賊決戦が始まりそうだった。
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by otegami-studio | 2010-05-07 06:00 | おはなし