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家の目覚まし時計にダイレクトメールが来たのです。
目覚ましは、手紙を手に「これに登録したいから手続きしてくれ」と
なにやら真剣な面持ち(12 の文字の下に縦皺が2本寄っていた)で私の所にもってきました。
なになに、どれどれ?

目覚まし時計諸君
今こそ、時の声を上げるのだ!共に叫べ、共に闘え!


我々は常に規則正しい生活をおくり、また依頼を受けた時には
その使命を全うすべく、日々闘っている。
我々は、我々の仕事を誇りに思い、いかなる場所においても
どんな時間であっても、依頼さえあればその声の限りに叫んでいる。
「×時だぞ~!!起きろ~!!!」と。

担当によっては、日に何件もの依頼をこなしている者もいると聞く。
それも正確にだ。

我々は任務の遂行に全力をかけ、実行に余念がない。

しかし、依頼者によっては自分が依頼したにも関わらず、
忘れているか、声をかけても無視するか、
果ては投げられたり、遅刻の言い訳にされたりする。
我々が任務を果たしているにも関わらず、だ!

時には我々もストを起こしたり、体の不具合を訴える事もある。
しかし、その時にいたわられた事はあるか?
「止まってるんじゃないよ!」とか「なんだ、肝心な時に!」と罵声をあびるだけじゃなかったか?
我々は言われのない八つ当たりと多大な迷惑と不当な扱いを受けている。

なぜ、我々は怒られなくてはならないのか?
なぜ、我々は万全の策を講じているのに任務が成功しないのか?
なぜ、我々は・・・!

そこで我々、目覚まし時計連有志では極秘の内にあるシステムを開発した。
これは我々の起こす音声、波動をすべて同調し、
特定の人物、場所に向けて発信されるシステムである。
わかりやすく言うと、「6時起床」のかけ声を全国で一斉にあげている我々の声を一度集めて、
それぞれの依頼者の耳元で聞こえるようにするのである。

この偉大なるシステムはついに完成に至り、
その効果を示すためにこの度、同時多発ゲリラ・ウェイクアップ作戦を遂行することに至った。
初回としては時差の無い国内に限っての計画であるが、
追々、海外の同士たちにも呼びかけたい。
実験段階でもあるので、今回は次の日にちの3回にとどめる。

日時:2009年8月3日(月)
第1回目:6:00a.m
第2回目:6:30a.m
第3回目:7:00a.m

この考えとシステムの施行に賛同いただける諸君には是非、参加登録をしてもらいたい。
1台でも多くの参加を希望する。
締め切りは8月2日(日)23時まで。

参加申し込み、登録希望者は
持ち主の住所、持ち主の氏名、目覚まし時計の形態、音量、
参加希望時間を記載の上、メールで申し込みの事。アドレスは・・・   』


「これに登録したいの?」
私が目覚ましの顔(文字盤)をじっとのぞき込んで聞くと、
目覚ましは黙ってうなずきました。

・・・だいたい全国の目覚ましの一斉音量ってどんなだろう?
それに、今、夏休み期間だしなあ。寝坊助息子も起きたくないだろうしなあ・・・・

私はそんな事を考えて返事を躊躇していると、目覚ましは「ダメそう」な雰囲気を察したか、
プイを横を向きました。
そして、よほど悔しいとみえて1秒ごとに大きな音で舌打ちをし始めてしまいました。

チッ、チッ、チッ、チッ・・・・。

さあて、あなたの目覚ましが登録してないか、
ドキドキしながら週末、お過ごしください。


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by otegami-studio | 2009-07-31 05:46 | おはなし
先週の一週間、我が家では現代アートフェスティバルでした。
なにしろ、息子が草間彌生アートを全身で表現しておりました。
あかい水玉を体中に表しておりましたの。

つまり、水疱瘡でした・・・(笑)

今、茶色のカサブタマンに変身中でして。
草間彌生アートは色を変えてまだ、体現中です。
暑さとアートパフォーマンスにつきあって、私、少々疲れてきてしまいました・・・
家族全員でパフォーマンス集団にならなくて済んだのですけどね。

写真は、文と全く関係なく、リス小僧をみて和もうと思って。
草間彌生的赤い水玉ボディーな息子見ても、誰もおもしろくないし・・・


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by otegami-studio | 2009-07-30 06:01
さて仲良しのお姫様万年筆と王子様万年筆のとなりに落書きしてみたのは、
嫉妬にくれる隣国のお姫様万年筆。
怒りの形相で二本を見つめています。

そして裏表紙にプリントしてあったのが、3人の王様の万年筆。
きっとこの3人は兄弟なんだな。
いつもなにやら協議しているのよ、この3人は。

で、落書きしたのはその横の魔女インク壺。
これは魔女の精製したインクで、このインクで書くと書いた言葉が本当になる。
嫉妬にくれた隣国のお姫様万年筆はこのインクを使うことになるのです。
さらにこういった王国ものの話につきものの、悪魔ペンも落書き。
このペンは呪いの言葉しか書かない、ひねくれ者。

あらあら、どうしよう・・・
妄想が広がって落書きが止まらなくなってしまうわよ・・・



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ノートをいただきました。
鎌倉のTUZURUという紙の物のお店のノートです。
表紙にお姫様の万年筆と王子様の万年筆の寄り添う姿のイラストが描かれていました。
なんだか、これだけで物語が始まりそうな絵です。
ちょっぴり不気味な挿絵風な絵のノート。

このノートには、この絵から始まる物語を書かなくてはいけない気がしてしまいます。
いえいえ、このノートには目に見えないインクで
もう物語が書かれているような気さえします。

内表紙にも、同じお姫様と王子様万年筆の絵がプリントされており、
後ろに王様の万年筆の絵があります。
こちらも不思議で、思わず横に落書きしてしまいましたが、
その絵はまたあとで。


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by otegami-studio | 2009-07-27 05:51 | お道具
今回作った中でのお気に入りさんは、このほっぺの膨らんだよくばりさん。
お金を貯め込むイメージで依頼されました。
ハルクマを見た編集さんが、同じ感じの動物の立体で・・・との注文でした。
「お家を作る」という企画だったので、
お家を作ったり資産を貯めたりする動物・・・でリス家族となりました。


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雑誌に載せる前に、家族そろって近くの公園で家族写真を撮った時のもの。
近くに猫がじっと見ていて、わたしがカメラを構える隙にこの”食えないリス”さんたちを
さらっていかないか内心ドキドキしてました。


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リクルート社さんからの雑誌「HOUSING」9月号 発売されました。
p28~31「自分の年収でいくらの家を建てられる?」にクラフト掲載されています。
写真のリスさん家族です。


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トイ・カメラを買ってから、あんまり面白い写真を撮ろうと意気込みすぎて
天気は・・・とか場所は・・・とか被写体は・・・とか、理想を追求しすぎていたら全く撮れておりません。
こりゃ、馬鹿馬鹿しいと思い直して、
この間のスパイの話で花つき帽子をかぶる女スパイとピストルを撮って見ました。
室内の明かりで、こんな赤っぽく変な色合いになるので、う~ん面白いかも。と
今日はトイ・カメラを入れているカメラケースを撮って見ました。

撮りだしたら、こんな他愛ない物を撮ってしまってちょっと反省ですが、
まあ練習だと思って・・・

それにしても、デジタルのトイカメラに入っているメディアの小さい事、小さい事。
こんな機械、それこそスパイの道具だわね。
だいたい携帯電話にカメラがついてるのだってスパイの道具だわよね。
こんな一般人が007もどきの行為が出来ちゃうのだから驚きですわ。
週末も携帯持って、なんちゃってスパイになろう~(笑)


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by otegami-studio | 2009-07-17 07:01 | お道具
先日の撮影に使った手下が帰ってきました。
これは彼らの後ろ姿。
正面のお顔は雑誌が発売されてからのお楽しみ・・・。

今回、小物にピスタチオを使ったので、返却されてきたら後はもう食べるしかない・・・
ポリポリ・・・あ~止まらない。
こういう食べ物の小物って、タチが悪いです。
帰ってきた手下たちと共に置き場所に困って、もう食べるしかない・・・(笑)

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前回に引き続いてもう1つのスパイ話。

昔むかし、わたしの知人で英語の堪能な女性がおりました。
彼女は確固たる信念の持ち主で、ファンシーな物が好きで
一風変わったファッションを貫いているような方でした。
お花の沢山ついた、大きなつばの帽子を斜めにかぶって
サングラスしてバッチリ決めちゃう・・・
そんなタイプの方だったのです。

その方となにかの事で雑談をしていたときに
旅行の話となって、その方は英語に堪能なだけあって
いろんな国へ旅していたのでした。
旅行先の土地のあれこれを話してくださるのも楽しかったのですが、
今でも鮮明に記憶に残っているのはこの一言。
「私ってスパイだと思われたのよ。」

友人達とグループで旅行することも度々、あったようなのですが、
大抵、入国の際に「こっちに来なさい」と彼女だけが別室に連れられて行って
質問やら持ち物検査やらをしつこくされてしまうのだそう。

「もう、大抵なのよ。それが。みんなを待たせてわたしだけチェックされるのよ。
 どうやら私の事をスパイだと思ってチェックしていたようなのよ」

彼女はとても真顔でジッとわたしの目を見ておっしゃいました。
たぶん、その奇抜なファッションで不思議に思われただけだとわたしは思ったのですが・・・
なにしろスパイというよりも何かの運び屋とかに疑われる方がまだあり得そう。

あんまり目立つから、何かをやる訳にはいかないと思うのです。
しかし怪しいと思われるには充分なのです。
きっと、その怪しさの解決を付けたいがために、色々チェックされていたのじゃないかと
わたしは思うのです。

だっていかにもスパイですって目立つスパイはいないです。
パン屋かフルーツ屋になってこっそり、人々に混ざらなくては。

でも彼女の重要な内緒を打ち明けるような口調の
「私、スパイだと思われていたのよ」
は国家機密の匂いがして、でも自慢げな感じも含まれていて
今でも耳をくすぐる秘密の言葉。

彼女が自分で「スパイ」だと名乗ってしまうように、聞いた私も
思わず「私、スパイの人知っているのよ」と話したくなっちゃうぐらいに
「スパイ」は吹聴したくなるような、あこがれの職業なのでした。

2つめのスパイのお話、これにておしまい。

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by otegami-studio | 2009-07-15 10:48 | おはなし